先日、自動車整備会社の代表者様から、プロペラシャフトとドライブシャフトの強度計算をエクセルで作成の旨、ご要望いただきました。
お作りしたエクセルファイルでは、最大トルクや減速比、引張強度などの数字を入れるだけで自動で計算できるようにして、とてもお喜びいただきました。
お打ち合わせの中で、
「計算の仕方自体が難しく、また、陸運支局に聞いても的を得た答えが返ってこない」
ということをおっしゃっていて、もしかしたら、業界として、なかなか難しく感じていらっしゃる自動車整備の業界関係者が多くいらっしゃるのかもしれません。
下記に計算の仕方を記しておきますので、よろしければご参考ください。
プロペラシャフト 強度計算の式
1195×100000× (シャフトの外径2+シャフトの内径2)÷ジョイント間長さ2
最大回転数N:
エンジン最高回転数÷(一次減速比×最高速ギア比×最終減速比)
安全率f:
危険回転数Nc÷最大回転数N
ねじり応力τ:
(16×伝達効率×最大トルク×シャフトの外径×シャフトの内径)÷(3.14×(シャフトの外径4-シャフトの内径4))×1000
許容ねじり応力τb:
伝達効率÷引張強度
破壊安全率fb:
許容ねじり応力τb÷ねじり応力τ
【備考】
1,2024年7月時点のものです。
2,上記の数字の2と4すべては、上付きです。(つまり、それぞれ2乗と4乗のことです)
なお、この計算式だけですと、確実にややこしいと思いますので、もし、エクセルの自動計算ファイルの作成をご希望の方は、下記よりご連絡ください。
無料見積もりフォームを開く
https://www.tokyo-typing.com/provectus/form/
※お客様の求めにより強度計算のエクセルファイルの作成を承っています。
「うちのドライブシャフトの強度を計算してほしい」といったご対応はできません旨、ご了承ください。