エクセルが業務を省力化するのは明白である。
だからこそ、マクロを使いたいと思う企業が多いのだが、実際のところ、ちょっと違うなーと思わなくもない。
というのも、マクロというのはエクセルのたくさんあるうちの機能の一つであって、なんでもかんでもマクロで解決させようとするものでもない。
たとえば、データの転記であれば、マクロよりもセル参照のほうが明らかに早くて使い勝手がいいし、もっと簡単な例を挙げれば、特定のシートを印刷するのに、そのシートの上部だか下部だかに設置した印刷ボタンをクリックしなくても、ctrl+Pのほうが圧倒的に早い。
エクセルで業務を効率化させようとする企業は、おそらく、
「効率化と言えばマクロ」
というふうに、マクロによってのみ効率化できるという、漠然としたイメージがあるのだと思うのだが、実際は、
「効率化と言えばエクセルで、その手段の一つにマクロがある」
が正しくて、結局、エクセルの機能を知っているかどうかで捉え方が違ってくるのだ。
エクセルの機能を十分に理解しているビジネスパーソンは必ずしも多くない(ような気がする)ため、このあたりのことも「これ、マクロじゃなくてこっちのやり方のほうがいいですよ」をお客様にお伝えしているのが、当社がご愛顧いただいている理由かもしれない。