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エクセルで人件費管理 残業と深夜勤務をどうしよう

time 2022/07/02

 
先日、ラーメン店を展開する会社の役員様からのお問い合わせ。

人件費管理をエクセルで行いたい、とのことでした。

パートアルバイトさんが多くいらっしゃる業種ですからね。

お客様によると、毎月、店舗ごとの人件費管理を行い、それをひとまとめにして全体としての人件費を把握できる状態にしたいとのことでした。

これまで使っている人件費管理表を見てみたところ、一つ、気になったことが。

 
お客様が利用されている現行の人件費管理表では、残業代(給与×1.25倍)は反映されているのですが、深夜勤務(22時以降勤務 やはり給与×1.25倍)が反映されていないのです。

決算書をつくるわけではありませんので、この種のエクセルの人件費管理では、簡略化するために、インパクトが小さい残業や深夜勤務の計算は省くことは、珍しいことではありません。

しかし、当社が気になったのは、ラーメン店である点です。

お店にもよりますが、ラーメン店は、たいてい、深夜営業、とまではいかなくても、そこそこ遅い時間まで営業しているところが多い。であれば、人件費管理から深夜勤務を省くと結構な違いが出てしまうのではないかという疑問がありました。

 
お客様の店舗では深夜営業はしておらず、21時ラストオーダーとのこと。そうなると、確実に22時を過ぎるのではないかと思い、お客様の直近月のシフトを拝見して計算したところ、読みはズバリでした。

当月の深夜勤務に要する給与(0.25倍ぶん)は75,000円。年間にすると90万円です。
いっぽう、残業に要する給与(0.25倍)は2,300円。年間でも27,000円ほどでした。

 
それが分かったため、お客様と打ち合わせを行い、人権管理表に反映すべきは深夜勤務のほうであり、残業はスルーでいいだろうということになりました。

 
と、このようにお伝えしていますと、深夜勤務も残業もどちらも人件費管理に入れておいたほうが良いように思いますが、業務効率化の観点からはそうでもないんです。

今回のケースでは、お客様は店舗ごとに人件費を意識してもらう資料にするというのが目的ですので、決算書のように人件費を完璧に出す必要がありません。

エクセルで作った人件費管理表を用いれば、手入力がほぼなくなりますので、早いのは早いですが、給与、残業代、深夜手当・・・などなど、項目が増えていけば、管理者はそれだけ処理することが多くなります。(タイムカードのアプリを使ってCVを出しても、それを見て処理するのは人間ですしね)

であれば、有用性が高くないものはカットしたほうが得策なんですよね。

 
利益管理表 エクセルの作成

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