成約率をエクセルで表現する場合、「月ごとの」成約率と「顧客ごとの」成約率が混ざってしまうため、注意が必要です。
たとえば、下記のように、3人の顧客のみがいる場合、
B様 10月5日に初来店 11月10日に成約
C様 10月9日に初来店 11月18日に成約
3人とも10月に初来店 成約はいずれも11月ですので、10月の成約率は0%で、11月の成約率は300%になります。
つまり、「月ごとの」成約率を出そうと思えば、こののように100%を超える月が発生します。
これは、初回来店月と成約月が異なることがあるためで、「月ごとの」成約率を出すのであれば100%を超える月があるのは正しいです。
100%を超えるのが変、という見方で行きますと、それは「月ごとの」成約率ではなく、「顧客ごとの」成約率になります。
「月ごと」に出すのであれば100%を超えることがあり、「顧客ごと」に出すのであれば、「顧客100人のうち、25人が成約した。だから成約率は25%」とは出せますが、「月ごと」に出せません。
両方を加味してエクセルで表現する場合、初来店月で管理するのが望ましいです。
上記の例で言えば、10月1日に初来店 11月3日に成約したのであれば、成約月を10月として管理する。こうすることで月ごとの成約率が100%を超えることがありません。半面、実際に成約した月は10月ではなく11月ですので、正確性は高くなくなります。
このあたりは、お客様の実際のビジネス環境の中で、どの情報が欲しいかに拠ってきます。
お気兼ねなくご相談ください。
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